日本共産党の綱領をわかりやすくしてみた(後半)

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日本共産党の綱領を読んでみよう。(後半)

日本共産党の綱領ってどんなものなんだろう?でも長くて難しい言葉も多い…

そこで筆者が、わかりやすく、出来るだけ短くまとめてみることにしました。 前回の前半に続き、後半をご紹介します(^^)/

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日本共産党の紹介

(四、民主主義革命と民主連合政府)

今、日本社会が必要としている変革は、社会主義革命ではなく、異常な対米従属と財界の支配を打破する、民主主義的な改革である。資本主義の中での民主的改革で、日本国民の利益に国の権力を移すべきである。この民主的改革が達成出来れば、日本は国民の苦難を解決し、国民大多数の利益にこたえ、独立・民主・平和となる。

現在、必要とする民主的改革

〔国の独立・安全保障・外交〕
 1 日米安保条約、条約第十条の廃棄。アメリカ軍とその軍事基地を撤退させ、対等平等の立場の日米友好条約を結ぶ。
   経済面も、アメリカの介入を許さず、金融・為替・貿易、あらゆる分野で自主性を確立。
 2 軍事同盟に参加せず、すべての国と友好関係を結び、平和・中立・非同盟とし、非同盟諸国会議に参加する。
 3 自衛隊の海外派兵立法をやめ、軍縮する。国民の合意での憲法第九条の完全実施(問題解消)をする。
 4 平和外交を展開する。
 ――侵略・植民地支配を反省し、アジア諸国との友好関係を重視。平和の地域協力を築く。
 ――国連憲章の平和を重視し、覇権主義に反対する。
 ――核兵器の廃絶、軍縮、軍事同盟の解体、外国軍事基地の撤去。
 ――テロ、報復戦争の根絶、国際的な共同行動発展。
 ――千島列島と歯舞群島・色丹島の返還。
 ――多国籍企業の活動を規制、地球環境を保護、すべての国の主権の尊重、平等・公平、民主的な国際経済。
 ――紛争の平和解決、災害、難民、貧困、飢餓問題に、非軍事的、国際的な支援活動。
 ――社会制度の異なる諸国の平和共存、異なる価値観の諸文明間と共存の関係。

〔憲法と民主主義〕
 1 憲法の前文を含む全条項、平和的民主的諸条項の完全実施。
 2 国会を最高機関とする体制、反対党を含む複数政党制、選挙で多数を得た政党・政党連合が政権をする政権交代制を守る。
 3 選挙制度、行政機構、司法制度など、民主主義と平和の精神で、改革を進める。
 4 地方政治は「住民が主人公」、住民への奉仕を最優先とする地方自治をする。
 5 人権を制限・抑圧する物をなくし、変化に対応し、労働基本権、企業等の社会生活で、思想・信条の差別をなくす。
 6 男女の平等、同権を守る(ジェンダー平等社会)女性の独立を尊重し、地位や進出の性差別をなくす。
 7 教育では、憲法の平和と民主主義の理念を生かした制度・行政へと改革し、教育の向上と内容の充実へ。
 8 文化の伝統を受けつぎ、科学、技術、文化、芸術、スポーツなど多方面で発展へ。学問・研究と文化活動の自由を守る。
 9 信教の自由、政教分離の原則を徹底する。
 10 汚職・腐敗・利権を根絶し、企業・団体献金を禁止する。
 11 天皇条項は「国政に関する権能を有しない」規定を守り、天皇の政治利用、憲法からの逸脱をなくす。民主主義、国民主権の展開のため、民主共和制の政治体制を実現したいが、世襲で「国民統合」の象徴となる現制度は、人間の平等の原則と異なる。天皇の制度は憲法上の制度。存廃は将来、国民の総意によって判断される。

〔経済的民主主義の分野で〕
 1 現状のルールなき資本主義を打破し、長時間労働や一方的解雇の規制、ヨーロッパを見習い、国民の生活と権利を守るルールのある経済社会をつくる。
 2 大企業への民主的規制で経済支配をおさえる。
これにより労働者、消費者、中小企業、地域経済、環境への社会的責任、国民の生活と権利を尊重させ、バランスの良い経済の発展をはかる。 経済活動や軍事基地の環境破壊と公害に注意し、自然保護と環境保全の規制措置をする。
 3 食料自給率の向上、安全・安心、国土の保全などを重視し、農林水産政策の改善をする。農業を日本の基幹的な生産部門とする。
 4 「原発ゼロの日本」「温室効果ガス排出量実質ゼロ」へ。再生可能エネルギーへ転換する。
 5 国民生活を支える制度として、社会保障制度を充実させる。子育て援助の社会施設を重視し、少子化傾向の克服へ。
 6 むだな大型公共事業、大企業へ支出や軍事費をあらため、くらしと社会保障重視の財政・経済の運営へ。大企業優遇の税制を改善し、負担能力に応じた負担の原則にたった税制と社会保障制度へ。
 7 全ての国との経済関係を平等・互恵に。世界的規模の問題の解決へ積極的な貢献をする。

民主主義的な変革は独立、民主主義、平和、生活向上を求めるすべての人びとと力を合わせて達成する。反動的党派に抵抗しながら、民主的党派、民主的な人びととの団結により、成長・発展する。世界観や歴史観、宗教的信条の違いをこえて、力を合わせる必要がある。

日本共産党は、国民的な共同と団結をめざす動きの先頭にたつ。高い政治的、理論的な力量と、国民と広く深く結びつく強大な組織力が、発展のための条件となる。

積極的に国会の議席を占め、国会外の運動と結びつき、国民の要求、変革の事業のために発言する。国民多数の支持を得て、国会で安定した過半数を占めるならば、政府・民主連合政府が作れる。 「国民が主人公」に一貫し活動してきた政党として、国会の多数の支持を得て民主連合政府を作る。
いくつかの目標で一致点にもとづく統一戦線が生まれる場合もある。党はそれが国民の利益にこたえ、反動支配の打破に役立つならば、一致できる目標の範囲で統一戦線の政府をつくる。革新・民主の自治体は、地方・地域の住民の要求実現のためになり、国政の民主的革新の前進にも力となる。

民主連合政府は、国民多数の支持があり、独占資本主義と対米従属の支配を打ち破る動きの中で出来上がる。支配勢力の妨害も、軽視はできない。続く前進のなかで、新しい国民的な政策の担い手となることに重大な意味がある。民主連合政府は、日本の真の独立と民主主義を実行する、新しい時代への進歩のための政権である。

民主主義によって独立・民主・平和の日本が実現することで、日本国民の歴史的転換点となり、アメリカへの事実上の従属国の地位から抜け出し、国民が真の主権を得て、はじめて日本国民が国の主人公となる。戦争や軍事的緊張の根源をやめ、アジアと世界平和の基礎となり、国民の活力を生かした政治的・経済的・文化的発展を進める。日本の平和的転換は、アジアの平和に大きく影響し、世界情勢の発展の重大な転換点の一つとなるだろう。

(五、社会主義・共産主義の社会をめざして)

日本の社会発展は、資本主義を乗り越え、社会主義・共産主義の社会への変革が、次の課題となる。

主要な生産手段の所有・管理・運営を社会の手に移す。生活手段は、私有財産が保障される。人による人の搾取を廃止し、生活を向上させ、社会から貧困をなくし、労働時間を短縮し、発達を保障する土台をつくる。資本の利潤追求から、経済の計画的な運営に変え、社会生活を発展させ、不況、環境破壊、格差の拡大などが制限できるようにする。経済を利潤第一主義の狭い枠組みから解放することによって、人間社会を支える物質的生産力の新たな飛躍的な発展の条件をつくりだす。

社会主義・共産主義の日本では、民主主義、自由、資本主義時代の価値ある成果が受けつがれ、より発展させられる。「搾取の自由」は制限し、改革のなかで徐々に廃止し、本当の意味で国民が社会の主人公となる。 国民が主人公の民主主義の理念が、政治・経済・文化・社会の全体で実現する。

思想・信条、反対政党の政治活動も自由が保障される。特定の政党が特権を持つことや、特定の世界観の国定化は、日本での社会主義にあってはならない。社会がさらに発展し、搾取や抑圧を知らない世代が多数になると、強制、搾取、抑圧、戦争、国家権力も不必要になり、平等で自由な共同社会となる。こうして、本当の意味で人間的な生存と生活をかちとり、人類史の新しい発展段階になる。

社会主義的変革は、国民の合意のもと、段階を経て前進する。 出発点は、社会主義・共産主義への前進を支持する国民多数、国会の過半数の合意で、全段階で国民の合意を前提に、社会主義をめざす流れになる。

日本共産党は、社会主義への前進を支持するすべての人びとと協力し、勤労市民、農漁民、中小企業家の利益を尊重し、多数の支持を得て、改革を行う努力をする。日本の社会主義化は、多くの問題を、国民の創意によって解決し、新たな挑戦と開拓となる。

日本共産党は、次の点に注意すると約束する。
 (1)生産手段の社会化は、日本社会にふさわしい形態で行い、生産者が主役の原則を守る。「国有化」「集団化」で、生産者を抑圧した旧ソ連のような誤りを起こさない。
 (2)計画性と市場経済とで、効率的な経済運営、農漁業・中小商工業などの尊重の努力と探究をする。国民の消費生活を統制、画一化するような方法は行わない。

これまで日本は、資本主義の高度な経済的・社会的発展をし、社会主義的変革には本格的に取り組まなかった。発達した資本主義の国が、社会主義・共産主義への前進をめざすことは、次の新しい課題である。社会主義的変革は、困難性があるが、豊かで壮大な可能性がある。この変革は、これまでの高度な生産力、経済を管理するしくみ、国民の生活を守るルール、自由と民主主義の経験、人々の個性などの成果により、発展、実現する。発達した資本主義国での変革は、社会主義・共産主義への大道。日本共産党が果たす役割は、世界的にも大きい。

日本共産党は、日本社会が必要とする変革の遂行に努力し、搾取も抑圧もない共同社会へ向かう人類の前進をめざして、力をつくす。

後半まとめ

以上、日本共産党綱領の後半部分を短くまとめましたが、またまた長いですよね。時間がない人にもわかるように、箇条書きにして、もっとまとめます(^^)

四、民主主義革命と民主連合政府
・日本は社会主義革命よりも、先にアメリカと財界の、支配体制を変えないといけないよ
・ちゃんとした民主主義=日本国民に権力を移さないといけないよ
・でもそうなれば苦難はなくなって、民主的で平和になるよ

独立・外交
1 アメリカと対等な関係になるように条約結びなおそうね。経済的にも軍事的にもアメリカに関与されないようにして、自主性を持てるようにしようね
2 軍事同盟はやめて、全世界と平和的な関係になれるように、非同盟諸国会議に参加しようね
3 自衛隊は海外に行かないでね。憲法9条をちゃんと守ろうね
4 平和外交しようね
・過去の侵略をちゃんと反省して、アジアとは特に仲良くしようね
・国連憲章の平和が大事、覇権主義には反対だよ
・核兵器と外国の軍事基地はなくそうね
・テロや報復戦争はやめようね
・千島列島と歯舞群島・色丹島は返してもらおうね
・地球環境を保護しようね
・紛争は平和的解決して、軍事以外で国際的に活動しようね
・違う国、違う価値観とも平和的に共存しようね

憲法
1 前文を含む全条項を平和的に守ろうね
2 国会の体制は今まで通り、複数の政党ありきで、政権交代とかしていこうね
3 選挙制度とか行政とか、もっと民主主義にできるように変えていこうね
4 地方は地域住民を最優先で大事にしようね
5 人権を尊重してね。思想で差別はやめようね
6 男女平等。女性の進出を尊重しようね
7 教育内容を向上、充実させようね
8 文化の伝統、技術、芸術、スポーツ、研究や活動は自由にしようね
9 宗教は自由で、政教分離は徹底しようね
10 利権とか企業献金とかは辞めようね
11 天皇条項は憲法にある限り守ろうね。民主主義と矛盾してるのをどうするかは、国民多数の判断で決めていこうね

経済
1 今はルールのない資本主義体制だから、長時間労働とかの問題がいっぱいあるんだよ。ヨーロッパみたいに生活を尊重するルール作ろうね
2 大企業の支配体制を改善しようね
3 安全な食料を国内でちゃんと確保しようね。農林水産業は重要だよ。
4 原発なくして再生可能エネルギーにしようね
5 社会保障、特に子育て支援をもっと頑張って、少子化を克服しようね
6 大企業や軍事費の税金の無駄遣いをやめて、金持ち優遇の税制は変えていこうね
7 世界中の国といい関係を築いて、世界規模の問題の解決のために積極的に頑張ろうね

・日本をちゃんとした民主主義にするには、みんなの協力が必要だよ
・世界観や歴史観や宗教観の違いを超えて、世界中の人と力を合わせたいね
・日本共産党が、国民の団結を率先してやるよ
・議席を増やして、国民の要求を国会に届けたいね
・今の支配状態を改善できるなら、一致点でまとまって、他の政党とも協力するよ
・地方の民主的な自治体は国政の民主化の力になるよ
・日本が真に独立できれば新しい時代に進めるよ
・アメリカ従属から抜け出したら、国民が主人公の日本になるよ
・日本共産党と、民主的連合政権と、国民が力を合わせて、変化が起こせたらいいね
・もしそれができたらアジアの平和と世界の発展に繋がるよ

五、社会主義・共産主義の社会をめざして
・日本は資本主義から社会共産主義に進まないといけないよ
・生産手段は社会に移して管理・運営しようね
・でも自分の財産は保障しようね
・人が人を搾取する体制は徐々にやめようね
・経済を計画的に運営して、社会を発展させようね
・不況とか環境破壊とか格差の拡大とかは、それで抑えられるよ
・本当の意味で国民が主人公になるよ
・思想、信条、反対政党の活動も自由だよ
・政党の特権、世界観の国定化はダメだよ
・権力不要の平等で自由な社会ができるよ
・本当の意味で人間的な生活になるよ
・変革は国民多数の合意で少しずつ前進するよ
・支持者多数が変革の条件で出発点だよ
・沢山の問題が国民多数の合意で徐々に解決するよ
1 ソ連みたいにならないように、原則を守るよ
2 計画的に効率的な運営をしても、国民生活の画一化とかはしないよ
・日本が社会主義に進んだら、これまでの成果を元に良い感じで次に発展できるし、世界的にも注目されるよ
・日本共産党は、人々に必要な変革をするよ
・搾取や抑圧をなくして、人類の前進のために頑張るよ

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